ヒゲ脱毛後にヒゲが濃くなってしまう理由とは?対処法もご紹介します
ヒゲ脱毛をした後に、ヒゲが濃くなったと感じる場合もあります。 ヒゲが濃く泥棒ヒゲのように見える状態や、硬毛化・増毛化が起こるメカニズムと対処法について解説します。
ヒゲ脱毛をした後に、「ヒゲが太くなった」「ヒゲが濃くなった気がする」という声が聞かれる場合もあります。
一時的にヒゲが濃く見える状態は、「泥棒ヒゲ」とも呼ばれ、実際に毛が太くなったり濃くなったりするのは「硬毛化・増毛化」という現象です。
ここでは、ヒゲが濃くなる状態や硬毛化・増毛化が起こるメカニズムと、その対処法について解説します。
脱毛後にヒゲが濃くなる2つのパターン
ヒゲ脱毛後にヒゲが濃くなる現象は、一般的に泥棒ヒゲと、硬毛化・増毛化の2つのパターンがあります。まずは、それぞれの特徴を見ていきましょう。
泥棒ヒゲ
泥棒ヒゲとは、医療レーザー脱毛または光脱毛の施術を受けた後、毛が抜け落ちるまでのあいだ、口の周りのヒゲが濃く目立って見える状態のことをいいます。実際のヒゲの太さや本数が変化するわけではありません。
硬毛化・増毛化
硬毛化・増毛化とは、医療レーザー脱毛または光脱毛の施術を受けた後、毛が太くなったり、毛の本数が増えたりする現象のことです。
毛の本数は減る一方、一本いっぽんのヒゲが太く・長くなるのが硬毛化で、毛の太さや長さは変わらないものの、普段発毛しない毛穴から毛が生えることで本数が増えるのが増毛化になります。
泥棒ヒゲになる原因
医療レーザーや光を肌に照射すると、毛は熱によって縮れたり、炭化したりします。この状態の毛は、通常より濃く見えてしまうことが、要因のひとつです。
また、レーザーや光によってダメージを受けた肌に炎症が起きた結果、毛穴が狭くなり、そこに焦げた毛が閉じ込められてしまうことも、原因となっています。
泥棒ヒゲにならないための対策
泥棒ヒゲは、程度の差はあれヒゲ脱毛をした多くの方が経験するものです。発生期間は施術から1~3週間程。一時的な現象であり、医療レーザーや光を照射された毛が抜け落ちていくのにつれ、自然に収まっていきます。施術を始めたばかりの頃は目立ちやすいですが、施術回数を重ねると毛が細くなり、毛が生えるスピードも遅くなるため、徐々に目立たなくなる傾向があります。
できる限り泥棒ヒゲを軽減し、短期間で済ませるには、下記のような対策が有効といわれています。
保湿ケアをしっかり行う
脱毛後の肌は、医療レーザーや光照射によるダメージを受けてバリア機能が弱くなり、乾燥や炎症が起こりやすくなっている状態です。
肌が乾燥して硬くなったり、炎症が起きて毛穴が狭くなったりすると、脱毛した毛が抜け落ちるまでに時間がかかり、その状態が長引いてしまうため、化粧水やクリームを使って肌をしっかり保湿しましょう。
肌の腫れを抑える
肌の腫れを抑えると、毛穴に詰まった焦げた毛が抜け落ちやすくなります。抗炎症成分が配合されたコスメを使い、炎症を抑えるのも有効です。
泥棒ヒゲになった場合の対応
泥棒ヒゲはシェービングがしにくく、気になるものですが、無理に毛を抜いてしまうと、毛穴の奥で炎症が起こる毛嚢炎や皮膚の表面に埋まる陥没毛につながる可能性があります。無理に抜くことは避け、自然に抜け落ちるまで待つのが一番です。
泥棒ヒゲを防ぐには?
泥棒ヒゲを完全に防ぐには、医療レーザーや光を使わないニードル脱毛を選択するのも手です。ニードル脱毛は、毛穴に刺した細い針に電気を流して毛根の発毛組織を破壊する方法で、医療レーザー脱毛と同じように永久脱毛が可能です。この方法では、施術を受けたその日にヒゲが抜けていきます。
ただし、医療レーザーに比べて施術時の痛みが強い、1度の施術でカバーできる範囲が狭いといったデメリットもあるので、その点には注意が必要です。
硬毛化・増毛化する原因
医療レーザーや光を照射した後、毛が太くなったり、本数が増えたりする硬毛化・増毛化については、はっきりとしたメカニズムは解明されていません。しかし、医療レーザーや光が照射されることで毛根周囲の細胞が活性化するのが、原因のひとつではないかといわれています。
硬毛化・増毛化は、産毛のような細く薄い毛に起こりやすい傾向があります。その理由は、産毛にはメラニン色素が少ないため、レーザーや光の照射によって生まれるエネルギーが小さいから。メラニン色素が少ないため、発毛組織を壊すほどのエネルギーにはならず、反対に毛根の周りの細胞を活性化しているのではないかと推測されています。
硬毛化・増毛化の対策
硬毛化・増毛化は、多くの方に起こるものではなく、その発生率は高くありません。全体的な統計データはありませんが、一説には2~5%ぐらいの確率で起こるともいわれています。
硬毛化・増毛化が起こっていても、施術直後は泥棒ヒゲになることもあるのでわかりにくく、施術から1~3ヵ月経ってから気づくという方が多いようです。
では、硬毛化・増毛化が起きた場合の対処法には、どのようなものがあるのでしょうか。大きく分けて下記の3つがあります。
照射回数を重ねる
脱毛の施術を続け、そのまま照射回数を重ねることで、硬毛化・増毛化した毛の発毛組織を壊すことができる場合もあります。硬毛化・増毛化が改善する場合も多く、照射回数を増やすことが有効な解決方法だといわれています。
クリニックやサロンの中には、硬毛化・増毛化が発生した際には、無料で追加照射を行ってくれるところもあるようです。
脱毛機を変更する
医療機関で医療レーザー脱毛を受けている場合は、専門医と相談して脱毛機の機種を変更する方法もあります。脱毛に使われる医療レーザーは周波数が高い順に、ヤグレーザー、ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、メディオスターなどがあり、それぞれ得意とするスキンタイプと毛の種類が異なります。硬毛化・増毛化した毛に合ったレーザーを使うことで、効率的に硬毛化・増毛化した毛の脱毛を進めることが可能です。
なお、脱毛機の変更が可能かどうかは、施術を受けるクリニックやサロンによって方針は異なります。変更を希望する場合は、まずクリニックやサロンに相談しましょう。
施術を休止する
状況によっては、いったん施術を中止して、硬毛化・増毛化した毛が通常の毛に生え替わるのを待ったほうがいい場合もあります。こちらも自己判断で行うのではなく、クリニックやサロンに相談することをおすすめします。
硬毛化・増毛化を防ぐには?
硬毛化・増毛化の予防対策として確実に有効なのは、ニードル脱毛による施術です。ニードル脱毛は、医療レーザーや光を使わないので、硬毛化・増毛化の心配が少ない方法です。
また、蓄熱式の医療レーザー「メディオスター NeXT PRO」などを使うことで、硬毛化・増毛化しにくくなるといわれています。
脱毛後にヒゲが濃くなる場合の対処法を知ることが不安の解消につながる
実際に泥棒ヒゲになってしまうと、「脱毛したのにヒゲが濃くなってしまった」と不安になりがちですが、正しく対処することで、その期間を短くすることが可能です。また、硬毛化・増毛化は起こる確率は低いといわれていますが、もし起こった場合でも不安にならず、すぐにクリニックやサロンに相談するようにしましょう。
柏・船橋・錦糸町のイデア美容皮膚科クリニックでは、メンズ脱毛に関する無料カウンセリングを行っております。施術内容はもちろん、泥棒ヒゲや硬毛化・増毛化についても詳しくご説明いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
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