ヒゲ脱毛の回数の目安は?施術回数が多くなる理由について解説
ヒゲ脱毛の効果を実感するには、何度か施術を重ねる必要があります。ヒゲ脱毛に複数回の施術が必要な理由と、施術回数の目安について解説します。
ヒゲ脱毛には、毎日のヒゲ剃りの手間がかからなくなる、清潔感がアップするといった、さまざまなメリットがあります。しかし、効果を実感するには、何度か施術を重ねる必要があるでしょう。
ここでは、ヒゲ脱毛の効果を感じられるのに複数回の施術が必要な理由と、施術回数の目安について解説します。
ヒゲ脱毛とは?
ヒゲ脱毛というと、すべてのヒゲを脱毛してツルツルにするというイメージがありますが、ヒゲを全体的に薄くしたり、好きな形にデザインしたりといった調整も可能です。
ヒゲ脱毛には、大きく分けて「医療レーザー脱毛」「ニードル脱毛」「光脱毛」の3つの方法があります。
医療レーザー脱毛
医療レーザー脱毛とは、黒い色素(メラニン)に反応する波長のレーザーを使用し、毛根の発毛組織を破壊する方法です。発毛組織を破壊された毛は1~2週間経つと自然に抜け落ち、永久的に同じ毛穴から新しい毛が生えてこなくなります。
ヒゲ脱毛は、複数回の施術が必要で、施術時に多少痛みはありますが、1度の施術で広範囲の脱毛が可能なので、すべてのヒゲを脱毛したい場合におすすめです。医療レーザー脱毛の施術は、医療機関でのみ受けられます。
ニードル脱毛
ニードル脱毛は、細い針を毛穴に差し込み、0.2~1秒程電気を流すことで発毛組織を破壊する方法です。メラニン色素を持たない白髪や産毛など、医療レーザー脱毛では対応できない毛にも効果があります。ただし、一度に施術できる範囲は狭く、施術回数は医療レーザー脱毛より多くなること、また施術時の痛みは大きくなる傾向があるため、広範囲の脱毛には向いていません。一部だけ脱毛したい場合やデザインにこだわりたい場合におすすめです。ニードル脱毛は、医療機関のほか、一部のメンズサロンで施術を受けられます。
光脱毛
光脱毛は、メラニン色素に反応する光を照射し、毛根の発毛組織にダメージを与えることで減毛・抑毛する方法です。施術時の痛みは小さく、1度の施術で広い範囲を脱毛できます。ただし、永久的な脱毛効果はなく、減毛・抑毛効果にとどまります。光脱毛は、メンズサロンで施術を受けることが可能です。
脱毛方法による違い
〈医療レーザー脱毛〉
- 対象…………………………黒い毛
- 1度に施術可能な範囲……広い
- 施術時の痛み………………痛みがある
- 効果…………………………永久的な脱毛も可能
- 施術が受けられる場所……医療機関
〈ニードル脱毛〉
- 対象…………………………黒い毛、白髪、産毛
- 1度に施術可能な範囲……狭い
- 施術時の痛み………………痛みが大きい
- 効果…………………………永久的な脱毛も可能
- 施術が受けられる場所……医療機関、メンズサロン
〈光脱毛〉
- 対象…………………………黒い毛
- 1度に施術可能な範囲……広い
- 施術時の痛み………………痛みが小さい
- 効果…………………………減毛・抑毛
- 施術が受けられる場所……メンズサロン
ヒゲ脱毛の施術にかかる回数の目安
ヒゲ脱毛は1回でも効果を期待できますが、「ヒゲが減ってきた」と感じるまでには、何度か施術を重ねる必要があります。施術回数は、施術方法と脱毛部位によって異なりますが、目安としてはおよそ下記のとおりです。
頬・もみあげ・あご下・首の場合
頬やもみあげ、あご下、首はヒゲの密度が低いので、比較的早く効果が実感できます。
頬・もみあげ・あご下・首のヒゲ脱毛にかかる施術回数の目安
〈医療レーザー脱毛〉
- 薄くなる………………………約3回
- ヒゲ剃りが不要になる………約5回
- ツルツルになる………………約8回
〈ニードル脱毛〉
- 薄くなる………………………約3回
- ヒゲ剃りが不要になる………約5回
- ツルツルになる………………約8回
〈光脱毛〉
- 薄くなる………………………約8回
- ヒゲ剃りが不要になる………約10回
- ツルツルになる………………15回以上
鼻下・口下・あごの場合
鼻下や口下、あごはヒゲの密度が高いので、効果を実感するまでに時間がかかる傾向があります。
鼻下・口下・あごのヒゲ脱毛にかかる施術回数の目安
〈医療レーザー脱毛〉
- 薄くなる………………………約5回
- ヒゲ剃りが不要になる………約10回
- ツルツルになる………………約15回
〈ニードル脱毛〉
- 薄くなる………………………約5~6回
- ヒゲ剃りが不要になる………約10回
- ツルツルになる………………約15回
〈光脱毛〉
- 薄くなる………………………約15回
- ヒゲ剃りが不要になる………約15回
- ツルツルになる………………20回以上
ヒゲ脱毛を完了するまでの期間の目安は?
ヒゲ脱毛を完了するまでの期間は、目指す状態と脱毛方法、施術に通うペースによって異なります。
ヒゲをすべて脱毛する場合、医療レーザー脱毛と光脱毛それぞれの方法で、脱毛完了までにかかる期間の目安は下記のとおりです。
施術別の期間の目安
〈医療レーザー脱毛〉
- 薄くなる………………………5回(約6ヵ月)
- ヒゲ剃りが不要になる………10回(約1年4ヵ月)
- ツルツルになる………………15回(約2年2ヵ月)
〈光脱毛〉
- 薄くなる………………………10回(約8ヵ月)
- ヒゲ剃りが不要になる………15回(約1年6ヵ月)
- ツルツルになる………………20回(約2年4ヵ月)
※医療脱毛は1~4回目まで1ヵ月に1回、5回目以降は2ヵ月に1回ペースで施術。光脱毛は1~4回目まで2週間に1回、5~10回目までは1ヵ月に1回、11回目以降は2ヵ月に1回ペースで施術した場合
ヒゲ脱毛は、施術を重ねるごとにヒゲの毛質や毛量が変化し、ヒゲが生えそろうのに時間がかかるようになります。医療レーザー脱毛と光脱毛は、ある程度ヒゲが生えそろった状態でないと効果が低いため、施術の間隔は徐々に長くなる傾向にあります。
なお、光脱毛の効果は減毛・抑毛にとどまるため、一度ツルツルになっても数年後に再び生えてくることがあります。
ヒゲ脱毛の施術が複数回になる理由と効果を感じられない原因
ヒゲ脱毛の施術を複数回受ける必要がある理由は、ヒゲの脱毛は毛周期に合わせて行う必要があるからです。ヒゲは、成長前期、成長後期、退行期、休止期のサイクルで生え替わりを繰り返していますが、このうち脱毛が可能なのは、成長期の段階にあるヒゲだけです。中でも、施術効果の高い成長後期のヒゲは全体の10~20%程度なので、間隔を空けて複数回施術を受ける必要があるわけです。
ヒゲ脱毛の施術を何度も受けているのに効果を感じられない場合、原因としては次のようなことが考えられます。
毛周期を意識していない
ヒゲの毛周期は6ヵ月~1年3ヵ月程で、そのうち成長期が約4ヵ月~1年、退行期と休止期が約2~3ヵ月です。高い脱毛効果が得られるのは成長後期のヒゲだけなので、効率良く脱毛するには、1~3ヵ月程度の間隔を空けて何度か施術を繰り返す必要があります。
施術間隔が短いと、脱毛に適した毛が生えていない状態での施術になるため効率が悪く、そのまま施術を重ねてもなかなか効果が上がらないこともあります。
照射漏れが起きている
ヒゲ全体としては薄くなっているのに一部だけ脱毛できていない場合は、医療レーザーや光が部分的にあたらない、「照射漏れ」を起こしている可能性があります。中でも、照射口が丸いタイプの脱毛機器が使われている場合、皮膚とのあいだに隙間ができやすく、照射漏れが起きやすいという傾向があるからです。
照射漏れがあった場合は、無料で再照射してくれる医療機関やサロンも多いため、早めに相談するのがおすすめです。
脱毛方法が合っていない
光脱毛で期待する効果が感じられない場合、施術に使われている機器の出力が低く、発毛組織に十分なダメージを与えられていない可能性があります。医療レーザー脱毛の場合は、レーザーの種類が合っていないという可能性も考えられます。
医療レーザーには周波数が高い順に、ヤグレーザー、ダイオードレーザー、アレキサンドライトレーザー、メディオスターなどがあります。種類によって得意とする肌タイプと毛の種類は異なるので、自身に合った施術を受けることが大切です。
脱毛方法が合っていないと思われる場合は、医療機関やサロンに脱毛機を替えてもらうなどの相談をしましょう。
増毛化や硬毛化が起こっている
原因は不明ですが、脱毛前よりヒゲが濃くなる増毛化や、太くなる硬毛化が起こっている場合も考えられます。施術回数を重ねることで、毛の質が変わると有効なレーザーが変わることもあります。増毛化・硬毛化の可能性がある場合は、脱毛機を替えてもらうなど、早めに医療機関やサロンに相談してください。
ヒゲ脱毛は通い続けやすいクリニックやサロンを選ぼう
ヒゲ脱毛の効果を実感するには、自分の肌質や毛質に合わせた脱毛方法で、毛周期のスケジュールに合わせて何度か施術を受ける必要があります。そのため、通いやすく信頼の置けるクリニックやサロンを選ぶことが大切です。
柏・船橋・錦糸町のイデア美容皮膚科クリニックでは、メンズ脱毛に関する無料カウンセリングを行っております。施術内容はもちろん、回数や来院頻度についても詳しくご説明しておりますので、まずはお気軽にご相談ください。
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理事長