メンズ脱毛を完了するまでの期間と効率のいい施術タイミングとは?
メンズ脱毛を行う際には、毛周期を意識する必要があります。メンズ脱毛の完了までにかかる部位別の期間の目安と、施術タイミングや部位別の毛周期の期間について解説します。
メンズ脱毛は、どの部位でも1回のみの施術では限定的な効果しかなく、高い効果を実感するには何度か施術を受ける必要があります。また、脱毛期間中の施術のタイミングは、毛が生え変わる周期である「毛周期」に合わせることが、効率的に進める上で不可欠です。
ここでは、メンズ脱毛を完了するまでにかかる、部位別の期間の目安について解説します。また、メンズ脱毛を効率良く行うにはどのようなタイミングで施術を受ければいいのか、部位別の毛周期の期間についてもご紹介しましょう。
メンズ脱毛とは?
メンズ脱毛は、腕や足、胸、腹、わき、VIO(デリケートゾーン)などのムダ毛の脱毛だけでなく、毛量を少なくしたり、デザインを整えたりするデザイン脱毛もあります。近年、年齢を問わず希望する方が増えているメンズ脱毛には、大きく分けて下記のような方法があります。
医療レーザー脱毛(医療脱毛)
医療レーザー脱毛は、レーザーを使って、毛の根元にある毛根を破壊する方法です。施術時に多少痛みはありますが永久脱毛が可能で、一度の施術で広範囲を脱毛できるのが特徴です。病院やクリニックでのみ施術を受けられます。
美容電気脱毛
美容電気脱毛は、毛穴に刺した針に電気を流して毛根を破壊する方法です。施術時の痛みは大きく、一度に施術できる範囲は限られます。医療機関のほか、メンズサロンでも施術を受けられます。
光脱毛
光を使って熱で毛根にダメージを与えることで減毛・抑毛するのが光脱毛です。施術時の痛みはほとんどなく、一度の施術で広い範囲を脱毛できますが、減毛・抑毛効果にとどまります。メンズサロンで施術を受けることが可能です。
メンズ脱毛を完了するまでの部位別の期間の目安
脱毛時の痛みを抑えつつ1回の施術で広範囲を脱毛したい場合、医療レーザー脱毛か光脱毛が主な選択肢となります。それぞれの方法を選んだ場合に脱毛完了までにかかる期間の目安は、およそ次のとおりです。
医療レーザー脱毛の場合
部分的に生えてこなくなる
- ヒゲ脱毛:1~3回
- わき、VIO、足:1~3回
- 胸、腹、腕:1~3回
自己処理が楽になる
- ヒゲ脱毛:4~7回
- わき、VIO、足:4~8回
- 胸、腹、腕:3~6回
自然な薄さになる(自己処理がほぼ不要になる)
- ヒゲ脱毛:8~10回
- わき、VIO、足:4~8回
- 胸、腹、腕:3~6回
ツルツルになる
- ヒゲ脱毛:12~15回
- わき、VIO、足:8~12回
- 胸、腹、腕:6~10回
光脱毛の場合
一時的に抜けるがまた生えてくる
- ヒゲ脱毛:1~3回
- わき、VIO、足:1~3回
- 胸、腹、腕:1~3回
生えてくるのが遅くなる
- ヒゲ脱毛:5~6回
- わき、VIO、足:4~8回
- 胸、腹、腕:3~6回
自己処理が楽になる
- ヒゲ脱毛:8~10回 12~15回
- わき、VIO、足:4~8回
- 胸、腹、腕:3~6回
自然な薄さになる(自己処理がほぼ不要になる)
- ヒゲ脱毛:12~15回
- わき、VIO、足:8~12回
- 胸、腹、腕:6~10回
ほぼツルツルになる
- ヒゲ脱毛:20回以上
- わき、VIO、足:12~18回
- 胸、腹、腕:10~18回
効率良く脱毛するには毛周期を意識することが大切
効率良く脱毛する上で大切なのは、毛周期を意識して施術を受けることです。毛周期とは、人の体に生えている毛が生え変わる周期のこと。人の体毛は同じ毛がずっと生えているわけではなく、毛は成長期(前期・後期)、退行期、休止期というサイクルを繰り返しながら、一定周期で生え変わっています。それぞれ段階の特徴は、下記のとおりです。
成長期
成長期は、毛母細胞の分裂が始まり、毛が成長する時期です。この時期は、毛の根元にあって毛の発達に大きく関わる「毛乳頭」という組織と、毛そのものが接着している状態です。この状態のときに、レーザーや光で毛乳頭にダメージを与えることで、脱毛や抑毛の効果が得られます。
退行期
退行期は、毛母細胞の分裂が止まり、それまで毛乳頭から栄養を得ていた毛と毛乳頭の結合が弱まって、毛が毛根から離れていく時期です。毛と毛根がつながっていないので、毛を引っ張ると簡単に抜けてしまいます。この時期の毛にレーザーや光を照射しても、毛乳頭までダメージが届かないので、脱毛効果は得られません。
休止期
休止期は、毛が完全に抜け落ち、毛穴の下では新しい毛母細胞が準備されている時期です。この時期の毛穴にレーザーや光を照射しても、脱毛効果は得られません。新しい毛母細胞が毛根に定着すると、再び成長期に移行します。
メンズ脱毛の施術の間隔は?
医療脱毛や光脱毛は、毛が成長期に入ったタイミングで施術を受けると、最も効率的に脱毛できます。しかし、毛が生え変わるタイミングは1本1本異なるので、すべての毛がそろって生え変わるタイミングで施術を受けることは不可能です。
そのため、脱毛したい部位の毛周期に合わせて、「成長期の毛が多いタイミング」で施術を受けるのがおすすめです。毛周期は、毛が太くて色が濃い部位ほど長く、薄くて細い部位ほど短くなるのが特徴で、部位ごとにはおよそ下記のようになっています。
部位別の毛周期の目安
部位 成長期 退行期・休止期
頭髪 2~6年 3~4ヵ月
顔・ヒゲ 4ヵ月~1年 2~3ヵ月
腕 3~4ヵ月 4~5ヵ月
わき 4ヵ月 3ヵ月
VIO 1~2年 1~1年半
足 3~5ヵ月 3~5ヵ月
退行期・休止期の期間が長いほど、施術を受ける間隔は長くなります。施術を受ける間隔は、例えば顔・ヒゲの脱毛だと12ヵ月、わきは2~3ヵ月、足は1ヵ月半~2ヵ月が最適です。脱毛を1回行う際に成長期にある毛の割合は15~20%程とされており、施術回数を重ねるごとに毛量は少なくなっていきます。
ただし、複数の部位を脱毛したい場合は、それぞれの毛周期に合わせて何度も脱毛に通うのは大変です。その場合は、各部位のあいだをとって、1~3ヵ月に1度のペースで施術を受けるのがおすすめです。
期間を空けずに施術を受けたほうが効果はありそうに思えますが、2週間しか空けずに施術を受けても、成長期を迎えた毛が生えそろっていないので、脱毛効果は上がりません。しっかりと間隔を空けて施術を受けることが、最も効率的に脱毛を進める方法です。
毛周期を正常に保つには?
毛周期は基本的に一定ですが、生活習慣やムダ毛ケアが原因で乱れてしまうこともあります。毛周期が乱れると脱毛効率が下がってしまうので、脱毛中はできる限り毛周期を乱さないことが大切です。そのためには、次のような点に注意しましょう。
毛抜きによる自己処理を控える
毛抜きで毛を根元から引き抜いてしまうと、毛周期は大きく乱れます。また、毛が生えた状態でなければ、どの脱毛方法も効果がないので、脱毛完了までの期間が長引く原因にもなってしまうのです。
脱毛期間中は毛抜きを使わず、自己処理の際は電気シェーバーを使うようにしましょう。
生活習慣を整える
ストレスや睡眠不足、栄養の偏り、暴飲暴食、運動不足などは、ホルモンの乱れにつながり、サイクルが正常に保てない原因になります。脱毛期間中は生活習慣に気を配り、十分な睡眠や栄養バランスの良い食事、適度な運動を心掛け、できる限りストレスを溜めないようにしましょう。
また、喫煙もホルモンが乱れる原因となりますので、控えるのがおすすめです。
メンズ脱毛は毛周期を意識することで効率的な施術が可能に
メンズ脱毛を完了するまでには、何度か施術を受ける必要があります。脱毛期間中にクリニックやサロンに通う頻度は、部位や希望する仕上がり、施術方法によっても異なりますが1~3ヵ月に1度、脱毛完了までに必要な回数は6~15回程が一般的です。毛周期を意識して通うことで、効率的に最短期間で脱毛を進めることも可能です。
柏・船橋・錦糸町のイデア美容皮膚科クリニックでは、メンズ脱毛に関する無料カウンセリングを行っております。施術内容はもちろん、回数や来院頻度についても詳しくご説明いたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
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理事長