ムダ毛の自己処理のリスクって?注意点と脱毛方法の選び方
ムダ毛の自己処理には、いくつかの方法があります。それぞれ長所もありますが、肌トラブルなどのリスクも知っておきたいもの。適切な自己処理の方法をご紹介するとともに、プロによる脱毛施術を受けるメリットについても解説します。
ムダ毛の自己処理のリスクって?注意点と脱毛方法の選び方
ムダ毛の自己処理は、クリニックやエステサロンでの脱毛に比べて大幅にコストを抑えられる一方で、やり方によっては、肌トラブルにつながりかねないというリスクがあります。自己処理にはいくつかの方法がありますが、それぞれ道具の正しい使い方やリスクを理解し、適切な方法でケアをしたいもの。
この記事では、ムダ毛の自己処理で使用するアイテム別に、起こりやすいトラブルについて解説します。また、プロによる脱毛のメリットや、脱毛クリニックやエステサロンに行く前に行う自己処理のポイントも見ていきましょう。
ムダ毛の自己処理で使用するアイテム別のリスク
まずは、自己処理でよく使用される、アイテム別のリスクを知っておきましょう。
カミソリ
日常的に、カミソリを使ってムダ毛の自己処理をしている方は多いのではないでしょうか。コストもほとんどかからず、手軽に行える方法です。カミソリでの剃毛は、医療脱毛やエステサロンでの脱毛とは異なり、肌の表面に出ているムダ毛の一部を剃るだけの方法なので、数日で皮膚の下に残った毛が伸びてきてしまいます。そのため、頻繁に処理をする必要があります。
カミソリ負け
カミソリで剃毛した後に、肌がかゆくなったり傷ついてしまったりするカミソリ負け。特に、敏感肌の方はカミソリ負けを起こしやすく、自己処理による赤みやかゆみが出やすいとされています。また、敏感肌でなくても、カミソリで皮膚表面に微細な傷がつくことにより肌が乾燥しやすくなり、肌荒れを引き起こすケースは珍しくありません。カミソリで処理をしたら、まずはしっかりと保湿ケアをすることが大切です。
埋没毛
埋没毛とは、カミソリによって傷ついた肌にかさぶたができる際に毛穴がふさがってしまい、ムダ毛が皮膚の中に埋もれてしまった状態を指します。埋没毛を治療するためには、皮膚を針などで切開し、ムダ毛を出す方法がありますが、この治療法もさらに肌に負担をかけてしまいます。自己処理で無理な力がかからないよう注意するとともに、埋没毛になってしまった場合は、医療機関に相談しましょう。
除毛クリーム
除毛クリームは、ムダ毛を剃ったり抜いたりするのではなく、アルカリ薬剤を含んだクリームの成分で、肌の表面に出ているムダ毛を溶かすという自己処理用の商品。ドラッグストアなどで手軽に購入でき、自宅でも簡単に使うことができるのが特徴です。
肌への負担
プロの脱毛ほどコストもかからず、手軽で便利な処理方法ですが、薬剤を含むクリームを直接肌に塗布するため、刺激が強く、肌への負担がかかりやすいという一面も。
敏感肌の方はパッチテストを
特に敏感肌の方は、使用後に赤みやかぶれ、ひどいと炎症を引き起こすリスクもあるため、使用前に少量を肌につけるパッチテストをしてから使いましょう。
脱毛ワックス
脱毛ワックスとは、温めたワックスを肌の表面に塗布し、乾いたタイミングでワックスをはがしてムダ毛を抜く脱毛用商品です。広範囲のムダ毛を一度に毛根から抜くことができるため、表面に出ている部分を処理するだけのカミソリや除毛クリームよりも、次の毛が出てくるまでの時間を長くできるメリットがあります。
肌への負担
価格も安く、除毛クリームと同様、手軽に購入できますが、肌に塗ったワックスをはがすという行為は、やはり肌に大きな負担がかかることは知っておきましょう。
痛み
脱毛ワックスを使用した自己処理は、痛みを伴います。毛の流れに沿ってワックスをはがせば多少痛みはやわらぎますが、ワックスをはがすときに肌の表面が強く引っ張られるため、痛みをなくすことはできません。人によっては内出血やかぶれ、腫れなどを引き起こしてしまうリスクもあり、注意が必要です。
脱毛テープ
脱毛テープは、シート状のテープを、ムダ毛を処理したい部位に貼ってはがすという商品。脱毛ワックスと似た方法に思えますが、脱毛ワックスは温かいワックスを塗布することで毛穴を開き、毛が根元から抜けやすくなった状態にしてから処理するという点で異なります。脱毛テープの場合、単にテープを貼ってはがすだけですから、ワックスよりも簡単に使うことができます。
痛みや肌への負担
脱毛ワックスと同様、テープをはがすときに痛みや肌への負担が生じます。テープをはがした後、毛穴がプツプツと目立ってしまうことも。
うまく抜けきれない
脱毛テープは、痛みが強いわりにはきれいに脱毛しきれず、ムダ毛がまばらに残ってしまうことも珍しくありません。テープを貼る前に肌を温め、毛穴を開いておくことで、ある程度脱毛効果を高めることができます。
毛抜き
毛抜きを使って、ムダ毛を1本1本抜いている方も多いでしょう。脱毛ワックスや脱毛テープのように、広範囲のムダ毛を一度に処理することはできませんが、指など数本程度のムダ毛であれば、簡単に抜き取ることができます。
痛み
体毛の流れに沿って抜くことで、痛みは多少やわらぎますが、それでも毛を抜く瞬間は痛みが伴います。部位や毛の太さによっては、涙が出るほど痛いことも。
埋没毛
ムダ毛を抜き取ることで肌の防御機能が働くと、カミソリでの剃毛同様、処理後に埋没毛になるケースもあります。
家庭用脱毛機
家庭用脱毛機を使って、自宅で脱毛したいという方もいるのではないでしょうか。近年では家庭用脱毛機も進化し、以前に比べて脱毛効果が上がってきています。しかし、あくまで家庭用ですから、クリニックの医療レーザー脱毛やエステサロンの光脱毛と比べると、効果は限定的です。自宅で好きなタイミングに処理できるタイミングは魅力ですが、前後のお手入れや照射レベルの調整などに手間がかかるため処理を継続できず、結局放置してしまうケースもあるようです。
やけどの危険性
家庭用機器とはいえ、照射レベルや照射する時間の長さによっては、やけどのリスクもあります。クリニックであれば、万が一施術中や後にやけどをしてもすぐに医師の処置を受けることができますが、自宅ではそうもいきません。一見、軽度なやけどに思えても、適切なタイミングで処置を受けないとやけど痕が残ってしまう可能性もありますから、赤みや痛みが引かない場合は、できるだけ早く医療機関で受診しましょう。
失明の危険性
家庭用脱毛機では、誤って目に向けて照射してしまうことによる失明の危険性があります。付属のアイカバーを着用するなど、必ず目元を保護した状態で使用しましょう。また、目元周辺の脱毛は、絶対に行わないようにしましょう。
脱毛クリニック・エステサロンのメリット
ここまで解説してきたように、ムダ毛の自己処理は、肌を傷つけたり埋没毛になってしまったりするリスクを避けられません。肌への負担を最小限にしつつ、確実に脱毛するためには、クリニックやエステサロンでプロの施術を受けることがおすすめです。自己処理よりもコストはかかりますが、肌を傷つける頻度を減らせますし、何度か施術を受けることで、脱毛効果を実感できるでしょう。
プロの脱毛を受けるにあたって、クリニックなどの医療レーザー脱毛と、エステサロンの光脱毛とで悩む方もいるかと思います。
肌トラブル時の迅速な処置や、比較的短期間で脱毛効果が得やすいことを考慮すると、クリニックなどの医療レーザー脱毛がおすすめです。医療機関であれば医師が常駐しているため、施術中や施術後に万が一やけどなどのトラブルが発生しても、すぐに適切な処置を受けることができます。また、医師が常駐しているクリニックでは、医療用のレーザー機器を扱うことが許可されており、少ない回数で脱毛効果を実感しやすいのです。
医療従事者のいないエステやエステサロンの場合、施術中や施術後に肌トラブルが起きても、その場で対応してもらうことはできません。脱毛機も医療機関に比べて出力が弱く、脱毛完了までの期間も長くなる傾向があります。
脱毛に行く前の自己処理方法は?
クリニックやエステサロンでプロの脱毛施術を受ける場合、事前にムダ毛の自己処理をする必要があります。施術前の自己処理で注意したいのは、通常の場合とは異なり、「完全にムダ毛を剃るのを避ける」こと。クリニックやエステサロンで施術を受ける前は、事前に自己処理でムダ毛を短くカットする程度にとどめておきます。施術前の自己処理におすすめのアイテムは、比較的肌への負担が少ない電気シェーバーです。毛の流れに沿って、丁寧にシェービングしましょう。
なお、毛抜きや除毛クリーム、脱毛ワックスやテープなどは肌を傷つけてしまう可能性があるため、使用は避けてください。
肌への負担が少ないムダ毛処理方法を選びましょう
ムダ毛の自己処理は、使うアイテムや処理を行う部位によっては肌への負担が大きく、予期せぬ肌トラブルを引き起こしてしまうこともあります。プロの脱毛施術を受けることで、自己処理による肌への負担を大幅に減らすことができます。自己処理による肌トラブルにお悩みの方は、クリニックやエステサロンでの脱毛を検討するといいでしょう。
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