ミラドライ治療とは？切らないワキガ・多汗症治療の特徴

ワキガや多汗症を根本的に治すためには、医療的措置が必要です。数年前までは、患部を切開する外科手術が主流でした。しかし近年は、切らないワキガ・多汗症治療として「ミラドライ治療」が登場。傷跡が残らず、治療後はすぐに日常生活に戻れるミラドライ治療は、リスクの少ない新しいワキガ・多汗症の治療法として注目を集めています。
そこで今回は、ミラドライ治療が、ワキガ・多汗症に効果を発揮する仕組みやメリットをまとめました。イデア美容皮膚科クリニックのミラドライ治療についても、詳しくご紹介します。

ワキガ・多汗症治療とは？

ストレスやホルモンバランスの乱れなどが原因となって発症するワキガや、大量の汗をかく多汗症。これらに共通する症状である、独特なにおいに長く悩まされている方は少なくありません。ワキガや多汗症は、自宅ケアだけで根本的に治すことは難しいとされています。これまでは、傷跡が残り回復までのダウンタイムも長い、比較的大掛かりな外科手術が主な治療法でした。
しかし、近年は皮膚の上からマイクロウェーブ（マイクロ波）を照射し、汗腺を破壊するミラドライ治療が登場しており、こちらの治療法を選択する方も増えています。

ミラドライ治療のメリット

まずは、ミラドライ治療の特徴と、主なメリットについて見ていきましょう。

施術箇所を切らずに、高い効果が期待できる

ミラドライ治療が登場するまで、ワキガや多汗症の主な治療方法は、患部の切開を伴う「剪除法」という外科手術でした。この手術は高い効果が見込める一方で身体的負担が大きく、ダウンタイムも長いというデメリットがありました。
その点、ミラドライ治療は、マイクロウェーブを照射するだけで、切開せずに汗腺を破壊できる治療法です。冷却で皮膚へのダメージを抑えつつ、マイクロ波の熱で、汗とにおいの原因である2つの汗腺「エクリン腺」と「アポクリン腺」を破壊し消滅させます。ワキガや多汗症の原因を根本的に解消できるため、外科手術と同様に高い効果が得られるのです。また、マイクロ波照射時には麻酔も使用するため、痛みはほとんどありません。

傷跡が残らず施術時間が短い

ミラドライ治療は肌を切開しないため、傷が残るリスクがなく、安全性が高い治療法です。施術時間は、わき片方につき20分程度と、非常に短時間。施術後は照射部位を15分程度冷却し、治療が完了します。ダウンタイムも短く、翌日から仕事に復帰できる方も多いです。

複数回の施術が不要

ミラドライ治療は1回で大きな効果が得られるため、複数回の施術が不要な方が多いというメリットがあります。個人差はありますが、1回の照射でおよそ7～8割の汗腺が破壊され、ワキガや多汗症の主な症状である汗やにおいが2〜3割程度まで減少するとされています。ミラドライ治療で破壊された汗腺は再生しないため、施術後の効果は半永久的に持続します。
さらに、ミラドライ治療では汗腺と同時に毛根も破壊されるため、わきの脱毛効果も期待できるでしょう。

米国FDAの承認を取得した医療機器を使用

現在、切らないワキガや多汗症の治療法は、ミラドライ治療以外にもさまざまなものが登場しています。
ミラドライ治療は、数ある治療法の中でも唯一、わき汗治療の機器として米国FDA（食品医薬品局）から承認を取得した医療機器を使った治療法です。豊富な臨床データにもとづく厳しい審査に合格し、高い治療効果と安全性が認められているため、安心して治療を受けることができます。

副作用が少なくダウンタイムも短い

副作用が少ないという点も、ミラドライの大きな特徴です。外科手術のように、治療後にわきを圧迫固定する必要はありません。手術当日からシャワーを浴びることができ、翌日から日常生活に戻ることも可能です。周りに治療したことを知られたくない方や、仕事でまとまった休みを取りにくい方にもおすすめです。

軽度から重度の症状まで治療できる

ミラドライ治療では照射レベルを調節することで、効果の度合いも変えることができます。そのため、軽度から重度まで幅広い症状に対応しており、個人の希望に合わせた治療が可能です。

イデア美容皮膚科クリニックのミラドライ治療

2011年、ミラドライ治療の日本上陸と同時に、イデア美容皮膚科クリニックはミラドライ治療を導入。以降、日本国内へのミラドライの普及に携わってきました。
ここからは、イデア美容皮膚科クリニックで安心してミラドライ治療をお受けいただける、3つの理由をご紹介します。

1．ミラドライわきが・多汗症の医師団に加盟

イデア美容皮膚科クリニックは、国内最大規模のミラドライ公認クリニックネットワーク「ミラドライわきが多汗症の医師団」に加盟しています。ワキガ・多汗症の症例実績や最新情報を全国のクリニックと共有し、より良いミラドライ治療を目指して、日々共同研究に取り組んでいます。

2．「日本人に合うミラドライ治療」を実施

ミラドライ治療は米国で開発されたということもあり、元々は西洋人の体質に合わせた治療法でした。アジア人にそのままミラドライ治療を行うと、腫れやしびれなどの副作用を引き起こすリスクが高いという側面があったのです。
そこで、ミラドライわきが多汗症の医師団では、日本人に合ったミラドライの共同研究を進め、治療法の改良に努めてきました。その結果、ミラドライの治療効果を高めつつ副作用も大きく軽減できる、日本独自のミラドライ治療法の確立に成功しています。

3．アフターケアも万全のフォロー体制を用意

イデア美容皮膚科クリニックは、ミラドライ治療後のアフターケアにも力を注いでいます。「なかなか腫れが引かない」「においが再発したかも？」など、治療後に気になる点があれば、お気軽にご相談ください。患者さまがワキガ・多汗症の症状から解放され、快適な生活を送れるようになるまで、万全の体制でサポートいたします。

ミラドライ治療についてよくある質問

最後に、ミラドライ治療についてよくある質問とその答えをまとめました。疑問や不安な点があれば、無料カウンセリング時にお気軽にご相談ください。

わきの医療レーザー脱毛を受けていますが、ミラドライと併用できますか？

わきの医療レーザー脱毛を受けた方は、脱毛の施術を受けた1ヵ月後に、ミラドライ治療が受けられます。ミラドライ治療後にわきの医療レーザー脱毛を受けたい場合は、3ヵ月は間隔を空けましょう。なお、わき以外の部位の脱毛であれば、期間の制限はありません。

ワキガ手術をしたことがあっても、ミラドライ治療は可能ですか？

過去にワキガ手術を受けたことがあっても、ほとんどの場合はミラドライ治療を受けられます。ただし、まれに施術できない方もいるため、治療前のカウンセリング時に、過去に受けた治療について、できるだけ詳しく医師に伝えてください。

ミラドライ治療を受ける際、わき毛の処理は必要ですか？

施術当日までに、わき毛の剃毛を行う必要があります。

施術後にワキガや多汗症が再発する可能性はありますか？

ワキガや多汗症の原因である汗腺の数や大きさには、個人差があります。1回の施術ですべての汗腺を破壊・消滅させることは難しいため、症状が強めの方の場合、1度の施術で根治できるとは限りません。しかし、1回の施術でも、わきのにおいや汗の症状を大幅に軽減することができるでしょう。

ワキガ・多汗症にお悩みの方は無料カウンセリングにてご相談ください

ワキガ・多汗症は、人に相談しにくいデリケートなお悩み。なかなか治療に踏み出せず、汗拭きシートなどを使って対策をしている方が多いかもしれません。しかし、こうした自宅ケアでは根治が難しい疾患でもあります。
イデア美容皮膚科クリニックでは、医師による診察を行い、症状の診断と患者様のご希望に合わせて、適切な治療をご案内しています。ぜひ一度、無料カウンセリングにてご相談ください。