切らないたるみ治療とは?期待できる効果と注意点を解説
たるみ治療をはじめとする美容医療には、メスを使った手術をイメージする方も多いのではないでしょうか。美しくなりたい気持ちはあるものの、大掛かりな手術となるとなかなか大変ですよね。実は、現在のたるみ治療には切らずにできる方法もあります。本記事では、おすすめの「切らないたるみ治療」を6つご紹介。たるみの原因やセルフケアについても解説しますので、ぜひハリ肌を維持するために参考にしてみてください
肌のハリがなくなる 6 つの原因とは
頬や口元のたるみに、まぶたのたるみ……。肌にハリがなくなると、一気に元気のない印象になってしまいますよね。ハリを保つ方法を考えるためには、そもそもの原因について知ることが必要です。肌のハリがなくなってしまう6つの原因について、それぞれ解説していきます。
加齢
加齢とともに、真皮の中のコラーゲンやエラスチンは減少します。コラーゲンやエラスチンは、肌の弾力をつくる部分。ハリのカギでもある真皮の構造が変わっていくので、皮膚は年々弾力を失った状態になります。とくにコラーゲンは、年齢とともに約1%ずつ減少していくことが分かっているので驚きです
紫外線(光老化)
肌老化の原因の約8割は、紫外線によるダメージだと言われています。紫外線はコラーゲンやエラスチンに直接ダメージを与えるだけでなく、活性酸素まで発生させる原因。活性酸素が生まれるとビタミンCが抗酸化物質として大量に消費され、コラーゲンを生成する余裕がなくなってしまいます。
乾燥
肌が乾燥すると、キメが乱れて柔軟性も失われてしまいます。角層の水分が減ることで乾燥小じわが生まれると、やがて真皮の変性が起こり、たるみにまでつながってしまうリスクも。また、乾燥して肌のバリア機能が低下すると、紫外線ダメージを受けやすい状態にもなるので注意が必要です。
ターンオーバーの乱れ
ターンオーバーとは、肌の生まれ変わるサイクルのこと。ターンオーバーは速くても遅くても肌トラブルを招きますが、加齢とともに遅くなる傾向にあります。遅くなると乾燥小じわが生まれるだけでなく、肌の再生に時間がかかる原因にも。本来のリズムで肌の生まれ変わりが行われないと、ハリ肌の維持は難しくなるでしょう。
糖化
肌の「コゲ」とも言われる糖化とは、主に食事から摂られた糖のうち、余ったものがタンパク質と結合する現象です。タンパク質であるコラーゲンやエラスチンは糖化の影響を受けやすく、糖化によって肌は硬くなります。肌のハリやコシが失われ、しわやたるみの原因にもなる現象が糖化です。
筋肉の衰え
若々しい印象に大切な肌のハリは、いつまでも保ちたいですよね。最初は、自分でかんたんにできるケアからはじめたいもの。ハリ肌のために習慣化したい、自宅でできる手軽なセルフケアを4つご紹介します。
肌のハリを保つためのセルフケア術
若々しい印象に大切な肌のハリは、いつまでも保ちたいですよね。最初は、自分でかんたんにできるケアからはじめたいもの。ハリ肌のために習慣化したい、自宅でできる手軽なセルフケアを4つご紹介します。
紫外線から防御対策
紫外線対策には日焼け止めが必須です。天気や季節にかかわらず毎日十分な量を塗り、こまめに塗り直すようにしましょう。紫外線にも種類があり、しわやたるみの原因となるのはUV-A波。UV-A波をカットする力は、PAで判断できます。
徹底した保湿
肌のうるおいを保つために必要な皮脂膜・NMF・細胞間脂質は、加齢や刺激によって減少します。効果的に補給するためには、不足した水分を補い、油分でフタをすることがポイント。乾燥を防ぐために、しっかりと保湿することが大切です。年代や肌質、季節に応じて適切な保湿剤を選びましょう。
生活習慣の見直し(睡眠・栄養)
肌の再生を促す成長ホルモンは、ほとんどが睡眠中に分泌されます。また、睡眠を誘うホルモンであるメラトニンは、強い抗酸化力を持つことでも有名。睡眠の長さや眠りの深さにこだわりたいですね。また、バランスのいい食事を基本としながら、ビタミンA・E・Cやポリフェノールなどの抗酸化成分を補うことも大切です。
おすすめの顔周りエクササイズ
たるみ予防の筋トレなどもありますが、思い切り顔を動かす行為は皮膚を伸ばしてしまう可能性があるので注意が必要です。フェイスラインのたるみを一時的にすっきりさせるためには、リンパの流れを改善するマッサージがおすすめ。耳の下のくぼみや鎖骨などのリンパを意識したマッサージで、生き生きとした顔に近づけます。
切らないたるみ治療とは?より効果的にハリを出すために
効果的なハリ肌ケアを行うためには、セルフケアと併せてクリニックでのたるみ治療を行うことがおすすめです。はじめての施術でもハードルの低い、切らないたるみ治療の種類を6つご紹介します。
ハイフ(HIFU)
高密度焦点式超音波と呼ばれる、超音波を使った治療法。超音波を一点に集めて熱エネルギーと振動を送り、わずかに縮ませることでリフトアップさせる仕組みです。エステでのハイフ治療は違法になるので、神経損傷や火傷などのトラブル防止のためにも必ず医療機関で行うようにしましょう。
マッサージピール
専用のピーリング薬剤を使いながら、肌をマッサージするように浸透させる治療法。美肌有効成分の浸透によってコラーゲンの生成が促され、肌のハリや弾力を高める効果が期待できます。毛穴にもアプローチできるので、たるみ毛穴で悩む方にもおすすめ。
スマスアップ
高周波エネルギーと局所的電気刺激を利用して肌を引き締める治療法。高周波エネルギーの熱がコラーゲンの生成を促進し、局所的電気刺激が筋肉を刺激して収縮させます。一度の施術で効果を実感しやすい点も特徴的です。
ダーマペン4
超極細針で皮膚表面に穴をあけ、肌の自然治癒力を高める治療法。あえて刺激を与えることで、肌が自分で回復しようとする力を伸ばす方法です。真皮のコラーゲン生成が促されるため、肌の保水力まで高まる効果が期待できます。
エレクトロポレーション
電気エネルギーを利用して有効成分を浸透させる、「導入」という治療法のひとつ。特殊な電気バルスを利用して皮膚に一時的に穴をあけることで、有効成分を浸透させる方法です。同じ導入の「イオン導入」と比べてより高分子の成分を扱うことができるので、目的に合わせた利用が可能。
スネスコ注射
非架橋の低分子ヒアルロン酸と6種のアミノ酸が配合された製剤を、真皮に注入する治療法。コラーゲンとエラスチンの合成を同時に促すことができます。また、粘度が低いことも特徴的。自然な仕上がりが期待でき、目の下のたるみなどに採用されます。
自分に合うリフトアップ治療を知りたい方は
まとめ
肌のハリがなくなる原因やおすすめのセルフケアとともに、切らないたるみ治療についてご紹介してきました。納得してケアを選択するためには、肌悩みの原因や治療内容を知っておくことが大切。生活スタイルや自身の考えに合わせて選んだ方法で、ハリのある生き生きとした肌を手に入れましょう!
イデア美容皮膚科クリニックは、患者様にとって美肌作りの良きパートナーとして、患者様がしわ・たるみを解消し若々しい美肌を手に入れられるよう全力でサポートしてまいります。