毛穴トラブルの種類とは?原因と毛穴レスの肌を目指す方法を紹介
毛穴の詰まりや開き、ざらつきなど、毛穴トラブルの症状はさまざま。どのような毛穴トラブルかによって、ケアの方法も異なります。しかし、自己流のケアでは、改善できるどころかかえって悪化させてしまう可能性もあるため、まずは正しい知識を知ることが大切です。 ここでは、毛穴トラブルの種類やそれぞれの原因のほか、おすすめのケア方法についてご紹介します。
毛穴の仕組みと働き
毛穴は肌のどの部分にあり、どのような働きを担うものなのでしょうか。
肌は、皮溝(ひこう)という溝の部分と、皮丘(ひきゅう)という盛り上がった部分によって形成されており、皮溝と皮溝が交わる部分に毛穴があります。毛穴は、皮脂を分泌して皮脂膜を作り、肌の乾燥を防いだり、肌の水分量を調整したりしています。つまり、外部の刺激から肌を守り、体温を調節する働きをするのです。なお、この毛穴の数は生まれてから大人になるまで変わることはなく、性別や年齢も関係せず、顔にはおよそ20万個の毛穴があるといわれています。
代表的な毛穴トラブルとその原因、対策
毛穴トラブルには、いくつかの種類があります。ここでは、主な毛穴トラブルと、その原因と対策について見ていきましょう。
詰まり毛穴(白角栓・黒角栓)
過剰な皮脂分泌によって毛穴に皮脂が溜まり、古い角質と混ざって毛穴を詰まらせている状態が、詰まり毛穴です。鼻の頭など、皮脂分泌が多い部位に多く見られます。毛穴を詰まらせている皮脂や汚れが長時間とどまると酸化し、黒ずんで見えてしまうようになるのです。クレンジングや洗顔で、毛穴汚れを除去するケアを重点的に行う必要があるでしょう。
開き毛穴
開き毛穴は、顔のTゾーンと呼ばれる額から鼻にかけた皮脂の多い部分に多く見られるトラブルで、毛穴の形が丸く開いている状態です。過剰な皮脂分泌が主な原因で、脂性肌の方や男性によく見られる症状でもあります。また、毛穴に詰まっていた角栓を除去した後も、毛穴が開いたままの状態になっていることがあります。
皮脂の過剰な分泌は、乾燥によっても引き起こされるため、毎日の保湿ケアが大切です。通常の化粧水や乳液といったケアのほかに、肌を引き締めるための収れん化粧水の活用がおすすめです。
また、紫外線や毛穴パックの使いすぎなども開き毛穴の原因となるため、紫外線対策や毛穴パックの使用頻度も見直すといいでしょう。
たるみ毛穴
毛穴が涙形にたるんでいる状態で、老化が原因で起こることが多いのが、たるみ毛穴です。頬やほうれい線の周りに多く見られます。老化によって肌の弾力が失われると、毛穴の周囲の皮膚が萎縮して、毛穴がたるんでしまいます。また、急激にやせたり、顔の筋肉を支えきれなくなったりすることも、たるみ毛穴の原因に。
たるみ毛穴を予防するには、毎日の保湿や紫外線対策が効果的です。また、肌にハリや弾力を与えるスキンケア製品の使用や、表情筋を鍛える顔の体操などもおすすめです。
黒ずみ毛穴
紫外線などの刺激によって、毛穴がメラニンを過剰に生成することで色素沈着生じた状態を、黒ずみ毛穴といいます。空気にふれやすい鼻の頭によく見られ、毛穴が黒ずんで見えてしまう状態です。
毎日のクレンジングや洗顔に加えて、抗酸化作用のあるスキンケア製品によるケアを取り入れましょう。
乾燥毛穴
乾燥毛穴は、角層の水分不足が原因となって起こります。角層の水分が不足すると肌の表面のキメが乱れ、毛穴の周囲がへこんでしまいます。そのへこみが影となり、毛穴が目立ってしまう状態です。
「洗顔後に肌がつっぱる感じがする」「秋や冬の時期は特に毛穴が目立つ」という場合も、この乾燥毛穴である可能性が高いでしょう。角層の水分不足を避けるためにも、毎日しっかりと保湿ケアを行う必要があります。
毛穴レスの肌を目指す方法とは?
毛穴トラブルを回避し、つるんとした毛穴レスの肌を目指すためには、日々のスキンケアを見直しつつ、自宅でできる特別なケアを取り入れたり、クリニックで美肌治療を受けたりすることをおすすめします。
続いては、毛穴トラブルに有効なケア方法を見ていきましょう。
日々の洗顔やクレンジング方法を見直す
毛穴に余計な皮脂や角質などを詰まらせないよう、毎日の洗顔やクレンジング方法を見直しましょう。下記のとおり、洗顔やクレンジングのポイントをまとめました。
洗顔料はしっかり泡立てる
洗顔料をしっかりと泡立てずに顔を洗うと、摩擦によって肌への負担が大きくなってしまいます。泡立てネットなどを使って、濃密でキメ細やかな泡を作りましょう。
顔は優しく洗う
顔は優しくマッサージするようにして、丁寧に洗います。手と顔のあいだに、常に泡のクッションを挟んで、直接肌をこすらないイメージです。皮脂分泌の多いTゾーンからスタートし、乾燥しがちな目元や口元は最後に、泡をなじませるようにして洗いましょう。
洗顔料やクレンジングはよくすすぐ
洗顔料やクレンジングは、ぬるま湯で丁寧にすすぎます。肌に泡やクレンジングが残ったままでは、毛穴詰まりなどの原因となってしまいます。また、熱いお湯で顔をすすぐと肌のバリアに必要な皮脂まで落としてしまうため、ぬるま湯または水ですすぐようにしましょう。
集中ケアを取り入れる
週に1~2回くらいの頻度で酵素洗顔や毛穴パックなどの集中ケアを取り入れることで、より毛穴汚れを改善・予防できるようになります。
酵素洗顔
角栓などの毛穴汚れを除去したり予防したりするためには、たんぱく質分解酵素を配合した酵素洗顔がおすすめです。なお、酵素洗顔は使いすぎると肌の乾燥を招くことがあるため、普通肌や脂性肌の方は1~2日に1回、乾燥肌の方は週に3回程度の使用を心掛けましょう。
毛穴パック
毛穴汚れを吸着してくれる毛穴パック。週に1~2回の頻度で取り入れると、きれいな毛穴をキープできるでしょう。ただし、毛穴パックを無理にはがすと、肌に負担がかかるので注意が必要です。
生活習慣を整え、ストレスを溜めない
毛穴は、不規則な生活習慣やストレスなどによって目立ちやすくなる傾向があります。寝不足や栄養バランスが悪い食事、過度なストレス、無理なダイエットなどは特に肌質を悪化させ、毛穴トラブルを引き起こす原因となってしまうため、生活習慣や食事も見直してみましょう。
質の良い睡眠をとる
成長ホルモンの分泌が高まる睡眠中は、肌の再生と修復が行われます。睡眠不足だったり、就寝時間が遅かったりすると、肌がしっかりと再生されずに老化が進み、毛穴もトラブルが生じやすくなる傾向に。規則正しい生活を心掛け、毎日質の良い睡眠をとれるようにしましょう。
栄養バランスの良い食事をとる
食事面では、皮脂分泌を抑えたり、コラーゲンの生成を促したりするビタミンCが豊富な果物を積極的にとりましょう。また、肌づくりに欠かせない、たんぱく質を含む肉や卵も意識してとるようにします。
反対に控えたいのは、脂質や糖質が多い食品です。皮脂分泌が多くなり、毛穴詰まりの原因となってしまいます。特に、チョコレートやナッツ類は脂質・糖質ともに高いため、食べすぎに注意しましょう。
専門医に相談し、フェイシャルエステなどの施術を受ける
クリニックなどでプロの施術を受けることで、より美しい肌へと生まれ変わることができます。専門医に肌や毛穴の悩みを相談し、自身にぴったりの治療を受けられるようにしましょう。イデア美容皮膚科クリニックでは、毛穴の角質を取り除き、黒ずみを解消するケミカルピーリングをはじめ、下記のような治療方法をご提供しています。
ケミカルピーリング
安全性の高い薬剤を塗布し、古い角質や毛穴汚れを除去します。肌の新陳代謝(ターンオーバー)を促進する美肌治療です。
ベルベットスキン
「ダーマペン」という機器で、顔全体に浅く穴を開けた後に、真皮層へマッサージピールの有効成分を浸透させます。皮膚の修復過程におけるコラーゲン生成によって毛穴トラブルやニキビを改善でき、さらにマッサージピールによる美白効果や肌のハリも実感できる治療です。2つの美肌治療の相乗効果が期待できるでしょう。
毛穴トラブルの種類によって最適なケアは異なる
毛穴トラブルは、その症状によって適したケアも異なります。また、毛穴トラブルを予防しながら、きれいな肌を目指すためには、洗顔やクレンジングといったホームケアの見直しに加えて、集中ケアやクリニックでの美肌治療も必要になってくるでしょう。
柏・船橋・錦糸町のイデア美容皮膚科クリニックでは、毛穴トラブルを改善しつつ美肌を目指せるベルベットスキンをはじめ、さまざまな美肌治療をご用意しています。患者様一人ひとりのお悩みやご希望に合わせたプランをご提案いたしますので、まずはお気軽に無料カウンセリングからご相談ください。
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理事長