医療脱毛機器「ライトシェアデザイア(ライトシェアデュエット)」の特徴と注意点について解説
医療レーザー脱毛に使われる医療脱毛機器のひとつ「ライトシェアデュエット」に続く最新機種である「ライトシェアデザイア」。多くのクリニックで用いられているライトシェアデザイアの特徴と注意点を紹介します。
医療レーザー脱毛に使われる医療脱毛機器には、さまざまな機種があります。医療脱毛機器によって脱毛効果や施術時の痛み、照射できる部位が異なるため、医療レーザー脱毛を受けたい場合は、ニーズに合った機器を備えているクリニックを選ぶことが大切です。
ここでは、ライトシェアシリーズの最新医療脱毛機器「ライトシェアデザイア」の特徴と注意点についてご紹介します。
ライトシェアデザイアとは?
ライトシェアデザイアとは、多くの医療脱毛クリニックで使用されているライトシェアデュエットを含む「ライトシェアシリーズ」の最新機種になります。ライトシェアデュエットとは、熱破壊式のダイオードレーザーを搭載した脱毛機器です。製造元は、レーザー医療機器メーカーとして世界的にも高いシェアを誇るイスラエルのルミナス社で、厚生労働省やFDA(アメリカ食品医薬品局、日本の厚生労働省にあたる機関)からも認可を受けており、数多くのクリニックで使用されています。
搭載するレーザーの種類
日本で医療脱毛に使われている主なレーザーには、波長の短い順に、アレキサンドライトレーザー、ダイオードレーザー、YAGレーザーがあります。
ライトシェアデザイアに搭載されているダイオードレーザーは、代表的な波長が810nm(ナノメートル:10億分の1m)程で、アジア人の毛質や肌質に適したレーザーといわれています。メラニン色素に反応して熱を持つ仕組みを利用して、毛母細胞のある毛根を破壊することで、脱毛効果を得られるのです。
3種類のハンドピースがある
ライトシェアデザイアの特徴は、ライトシェアデュエットが備えていたHSハンドピースとETハンドピースに加え、XCハンドピースという、大中小3種類の照射口のついたハンドピースを備えていることです。施術する部位に応じて、これらを使い分けていきます。
・HSハンドピース (大)
22mm×35mmと大きい照射口がついたHSハンドピースは、太ももやおなか、背中など、広い部位の脱毛に使われます。皮膚を吸引しながらレーザーを照射する機能を備えているのが特徴です。皮膚を引っ張ることでレーザーとの距離を縮め、少ないレーザー出力で毛根に確実にダメージを与えることができます。吸引力は強くないため、吸引による痛みはないとされています。
少ないレーザー出力で効率的に脱毛が行えるので、肌の周りに与える刺激は小さく、施術時の痛みを軽減することができます。また、やけどのリスクも低くなります。
・CXハンドピース (中)
12mm×15mmの照射口がついたCXハンドピースは、ライトシェアデザイアで導入された新しいハンドピースです。HSハンドピースとETハンドピースで対応できる部位のちょうど中間あたりの施術に適しています。HSハンドピースのように吸引機能はありませんが、クーリング機能を備えており、レーザー照射と同時に冷却を行うことで、痛みを軽減する効果が期待できます。
・ETハンドピース (小)
9mm×9mmと小さい照射口がついたETハンドピースは、指先や顔などの細かな部位の施術に適しています。CXハンドピースと同様に吸引機能はありませんが、クーリング機能を備えており、レーザー照射と同時に冷却を行うことで、痛みを軽減する効果が期待できます。
施術回数の目安
ライトシェアデザイアの施術による脱毛が完了するまでに必要な施術回数は、脱毛する部位や毛の質によっても変わりますが、5~8回が目安です。顔や背中の産毛の場合は、5~6回目頃から肌触りの違いが感じられ、10回目以降で脱毛完了となることが一般的です。
なお、VIO(デリケートゾーン)の場合は、6~8回目ぐらいで自己処理が不要になり、わきの場合は5回目前後で脱毛が完了することが多いとされています。
ライトシェアデザイアのメリット
ライトシェアデザイアには、どのようなメリットがあるのでしょうか。主なメリットには、次の3つが挙げられます。
痛みを比較的抑えられる
医療レーザー脱毛は、レーザーの照射熱が毛根の周辺組織にも伝わるため、どうしても多少の痛みが生じます。
しかし、ライトシェアデザイアは、HSハンドピースで皮膚の吸引と照射を同時に行い、CXハンドピースとETハンドピースで冷却と照射を同時に行うことで、施術の際の痛みを比較的抑えることが可能です。
毛根にしっかり照射できる
ライトシェアデザイアは、皮膚を吸引しながら照射するため、ターゲットの毛根のメラニン色素に効率良くダメージを与えることが可能です。レーザー出力を抑えられる分、感じる痛みも小さいという特徴があります。
スピーディーな施術が可能
ライトシェアデザイアは、HSハンドピースを使って広い面積に一度に照射できるので、従来のレーザー機器に比べ、施術時間が大幅に短縮されます。施術部位にもよりますが、照射面積が広いため、施術時間はほかの脱毛機器の3分の1程度で済む場合もあります。
また、施術前に冷却ジェルを塗ったり、施術後に冷却したりする作業が常に必要ではないため、スピーディーな施術が可能です。
ライトシェアデザイアは、どのような方に向いている?
太い毛から産毛にまで対応でき、肌へのダメージを抑えながら効率的に脱毛ができるライトシェアデザイアは、対応できる部位が多く、多くの方におすすめできるレーザー機器です。
中でも、特に次のようなタイプの方には向いているといえます。
痛みが苦手な方
ライトシェアデザイアの最大のメリットは、吸引機能、冷却機能を併用することで、ほかのレーザー機器に比べて施術時の痛みが抑えられることです。医療レーザー脱毛を受けたいけれど痛みが不安という方や、過去に医療脱毛を受けたけれど、痛みが苦手で続けられなかったという方には、適した施術方法といえます。
顔や背中などの細い毛や産毛を脱毛したい方
ライトシェアデザイアが搭載するダイオードレーザーは、産毛から太い毛まで、毛質を問わず効果が期待できるのが特徴です。背中などの広い部分はHSハンドピースで効率的に、顔などの凹凸が多い部分はETハンドピースとCXハンドピースを柔軟に使い分けることで丁寧な施術が可能なので、照射漏れもほとんどありません。そのため、顔や背中などの産毛の脱毛を希望する方におすすめです。
短時間で施術を終えたい方
施術時間が短ければ、それだけ痛みを感じる時間は短くて済み、施術にも通いやすいものです。ライトシェアデザイアは、照射口の大きいHSハンドピースを使うため、施術時間を短縮したい方に適しています。
ライトシェアデザイアの注意点
多くのメリットがあるライトシェアデザイアですが、気をつけておきたいポイントもあります。下記の注意点を知っておきましょう。
メラニン色素に反応するため、白髪にはNG
ライトシェアデザイアが搭載するダイオードレーザーは、毛の黒い色素(メラニン色素)に反応して熱を持つ仕組みを利用して、毛根にある毛を作り出す組織である毛母細胞を破壊することで、脱毛します。白い毛はメラニン色素を持たないため、ライトシェアデザイアを使っても効果が期待できません。
日焼けの濃い部分は施術が難しい
日焼けは、紫外線でやけど状態になった肌を守るために、皮膚の細胞で大量のメラニンが作られた状態です。ライトシェアデザイアのレーザーはメラニンに反応するため、日焼けした肌に照射すると、やけどのリスクが高まります。安全に施術を進めることができないため、日焼けが濃い部分への施術は控えるほうがいい場合もあるのです。日焼けが気になるという方は、カウンセリング時に相談することをおすすめします。
細かい部分の脱毛は痛みもある
狭い部分の施術では、吸引機能を搭載したHSハンドピースが使えないため、冷却によってしか痛みを軽減できません。そのため、VIO(デリケートゾーン)や指といった細かい部位の脱毛では、広い部分に比べて痛みを感じることがあります。
ライトシェアデザイアの施術を希望するなら専門のクリニックに相談を
ライトシェアデュエットは、痛みが比較的少ない、施術時間を短縮できるといったメリットがあり、日本の医療脱毛で広く利用されている医療脱毛レーザー機器です。ライトシェアデザイアはそのシリーズの最新機種であるため、導入数ではライトシェアデュエットには及ばないものの、そのシェアを広げつつあります。そのため、ライトシェアデュエットやライトシェアデザイアが導入されているかどうかも、クリニック選びの指針のひとつにするといいでしょう。
柏・船橋・錦糸町のイデア美容皮膚科クリニックでは、ライトシェアデザイアを用いた医療レーザー脱毛を行っています。患者様一人ひとりのご希望に沿ったさまざまな脱毛プランをご提供しますので、まずはお気軽に無料カウンセリングへご相談ください。
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理事長