初診料目安
ニキビは、90%以上の方が経験する
そもそもニキビとは?
にきび(尋常性ざ瘡〈じんじょうせいざそう〉)は、皮脂の分泌が活発な毛穴に、角栓(角質のかたまり)や皮脂がつまることで炎症が起きる、慢性的な皮膚疾患のひとつです。
思春期に多く見られる印象がありますが、実は大人になってからも繰り返すケースが多く、性別や年齢を問わず悩まれる方が増えています。
にきびは初期段階の「白にきび・黒にきび(非炎症性)」から、赤く腫れる「赤にきび」や、膿をもった「黄にきび」へと進行し、適切に治療せず放置すると、色素沈着や瘢痕(クレーター状のあと)などの後遺症が残ることもあります。
しかしその一方で、「よくあることだから」「そのうち治るだろう」と自己判断で放置されてしまうことも少なくありません。
実際に、医療機関を受診される方は全体のわずか12%程度というデータもあります。
けれど、ニキビは決して“軽く見ていいもの”ではありません。
悪化すれば、赤み・腫れ・痛みといった炎症だけでなく、跡が残ったり、見た目に大きな影響を与えたりすることもあります。
さらに、肌の悩みは
- 自分の肌が気になって素でいられない
- 顔を隠すため、マスクが手放せない
当院の【保険診療】にきび治療の特長
保険診療を第一に
当院では、まずは保険診療の範囲でできる限りの治療を行うことを基本方針としています。
にきびや肌トラブルに対しても、保険適用となるお薬や外用剤、生活指導などで改善が見込める場合には、保険診療内での対応を優先しています。
その上で、より早く治したい方や、美容的な改善をご希望される場合には、自由診療での追加治療をご案内することも可能です。
ただし、自由診療を無理におすすめすることは決してありません。
患者さま一人ひとりのお悩みやご予算、ライフスタイルに合わせて無理のない治療方針をご提案させていただきます。
肌の治療と、その先の「美しさ」まで
当院では、肌の不調を“治す”ことは出発点に過ぎません。
本来の健やかさを取り戻したその先に、“より美しく、前向きになれる自分”を目指すこと。
私たちは、そのゴールまでしっかりと伴走していきます。
ニキビはこうしてできる
① 皮脂の過剰分泌
思春期やホルモンバランスの乱れ(ストレス・睡眠不足・月経前など)によって皮脂腺が活性化し、皮脂が多く分泌されます。
② 毛穴の詰まり(角栓)
皮脂や古い角質が混ざって毛穴に詰まり「角栓(コメド)」ができます。これが“白ニキビ”や“黒ニキビ”の始まりです。
③ アクネ菌の増殖
毛穴の中が詰まって酸素が少なくなると、常在菌の「アクネ菌」が増殖しやすくなり、炎症を引き起こします。
④ 炎症による赤み・腫れ・膿
アクネ菌の増殖に対して免疫が働くことで、赤く腫れたり膿んだ“赤ニキビ”や“黄ニキビ”に進行してしまいます。
実は「ニキビではない」こともあります。
ニキビは、一般的で見慣れた肌トラブルであるため、自己判断されやすい疾患です。
しかし実際には、見た目が似ている別の病気が潜んでいることも少なくありません。
たとえば、「酒さ(第Ⅱ病期)」や「LMDF(顔面播種状栗粒性狼瘡)」、「EPF(好酸球性膿疱性毛包炎)」などは、いずれも一見するとニキビに見えることがあり、誤った治療を続けても改善しないケースもあるのです。
特に酒さは、珍しい病気ではないものの、あまり知られていないため、ニキビと混同されがちです。
自己判断で市販薬を使い続けたり、「なかなか治らない…」と感じながらも放置してしまう前に。
肌トラブルに豊富な治療実績をもつ医師による正確な診断と治療を、ぜひご検討ください。
保険診療によるニキビ治療
ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」というれっきとした皮膚の病気であり、重症度や症状に応じて健康保険が適用される治療を受けることができます。
保険診療では、以下のような治療を行います。
(※医師の診断によって異なる場合があります。)
- 抗菌薬(塗り薬・内服薬):炎症やアクネ菌の増殖を抑える
- 外用レチノイド(ディフェリン、エピデュオなど):毛穴の詰まりを防ぐ
- 面ぽう圧出:詰まった皮脂を専門器具で除去する処置(医師が必要と判断した場合)
- 漢方薬:体質やニキビの状態に合わせて処方することもあります
これらは医師の診断のもとで処方され、継続的に経過を見ながら治療を進めていきます。
「市販薬ではなかなか改善しない」「繰り返す」「跡が残ってきた」と感じる場合は、保険診療の対象となる可能性がありますので、ぜひ一度ご相談ください。
【保険診療】にきび悩みのご予約はコチラ
⚠注意事項⚠
保険証ご持参のお願い
ただいま順次準備を進めておりますが、現在はマイナ保険証に対応しておりません。
お手数ではございますが、従来の健康保険証、もしくは通知表をご持参いただきますようお願いいたします。
保護者同伴について
保険診療を初診でご希望の17歳以下の方は、必ず保護者の方と一緒にご来院ください。
診療内容について
当院では、保険診療と自費診療(自由診療)の両方を行っております。
保険診療は、肌荒れ、乾燥、ニキビ、ヘルペス、いぼなど、医学的に治療が必要とされる皮膚疾患が対象です。
診察・検査・処方される塗り薬や内服薬も、治療目的であれば保険適用となります。
自費診療は、美容目的の治療(しみ・しわ・毛穴など)、AGA(男性型脱毛症)、ピアスの穴あけ、保険適用外の薬剤の処方などが対象となり、全額自己負担となります。
診療内容に応じて保険適用の可否を医師が判断いたします。内容によっては、事前にお電話にて確認のご連絡を差し上げる場合や、ご予約の調整をお願いすることがございます。
あらかじめご了承ください。
診療の受け入れについて
当院では、安全性や対応体制を考慮のうえ、以下に該当する場合は診療をお受けできない場合がございます。
- 高齢の方、未成年の方で保護者の同伴がない場合
- 症状が非常に重い場合や、緊急性が高いと判断される場合
- ご相談内容が当院の診療範囲を超える場合
その際は、必要に応じて他の医療機関をご案内させていただくこともございます。
皆さまに安心してご利用いただけるよう、丁寧な診療を心がけております。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
お問い合わせはLINEから
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ご予約
当院はすべての診療科目で、外来診療を時間帯予約制で行っています。
必ず公式予約サイト、または、お電話にてご予約をお取りの上ご来院ください。
受診時のお持ち物
診察を受ける際は、次のものをご持参ください。
・保険証・各種医療証など
・診察券(当院で受診されたことのある方)
・お薬手帳(お持ちの場合)
※ただいま順次準備を進めておりますが、現在はマイナ保険証に対応しておりません。
お手数ではございますが、従来の健康保険証、もしくは通知表をご持参いただきますようお願いいたします。
※保険医療機関は、月初めに保険証の確認が義務付けられております。新しい月の初めには保険証をご提出ください。
※保険証を提出した日から保険扱いになります。保険証等をご提出いただかない場合、医療費は全額自己負担となりますので、忘れずにお持ちください。
ご来院・受付
受付で保険証等をご提示いただいたら、問診票をお渡しします。待合室でお掛けになり、症状や経過を詳しくご記入ください。
問診票を書き終えましたら受付までご提出ください。
診察・検査・結果説明・治療
問診票をもとに医師が問診・診察を行います。体のことだけでなく、生活習慣や食事のことなど悩んでいる事、困っている事があればご相談ください。診察の結果を踏まえ、必要に応じて検査を行います。
診察・検査で判断された結果をお伝えします。(検査内容によっては、後日結果が出るものもあります。この場合は受付で次回のご予約をお取りください。)
これからの治療方針をご相談の上決定し、投薬・処置を行います。
お会計・次回ご予約
診療が終わられましたら待合室でお待ちください。受付でお名前をお呼びしますので、会計を行い、診察券とお薬の処方があれば処方せんをお受け取りください。
また、次回来院のご予定があれば受付で予約を承ります。
禁忌・注意事項 | 以下の項目に該当する場合、治療内容の制限や変更、または治療をお受けいただけない可能性がございます。あらかじめご了承ください。【妊娠中・授乳中の方、過去に処方薬でアレルギー反応を起こしたことがある方、重度の肝機能・腎機能障害をお持ちの方、ステロイド外用薬の長期使用歴がある方、他院での治療中・併用薬がある場合、自己判断で処方薬を中止・過剰使用した場合】 |
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※料金表に記載されている金額は、あくまで保険適用され3割負担の価格です。
※保険診療の料金は全国一律で定められているため、当院では自由診療のような個別の料金表はご案内しておりません。受診時の内容や検査・処方の有無などによって費用は異なりますので、あらかじめご了承ください。