乾燥肌・乾燥崩れ対策 — メイク崩れしにくい肌をつくるベースメイク
ファンデーションがうまく密着せず、時間が経つとヨレてしまう…。 そんな悩みの背景には、肌の乾燥が関係していることがあります。 乾燥した肌はうるおいが不足している分、バランスを取ろうとして皮脂が過剰に分泌されやすく、その結果、メイク崩れが起こりやすくなります。 しかし、ベースメイクの選び方や塗り方を工夫するだけで、化粧持ちは大きく改善できます。 この記事では、乾燥肌の方でも長時間きれいな仕上がりを保つためのメイク方法や、外出先で手早く整えるコツをご紹介します。
ベースメイクが崩れやすいのは“肌の水分不足”が原因かも
肌の角質層が十分にうるおっていないと、ファンデーションは均一にのりにくく、時間とともに乾燥や粉吹き、ヨレを起こしやすくなります。特に乾燥肌の方は、肌表面がざらつきやすく、化粧下地やファンデの密着が妨げられることが多いようです。
また、水分不足は肌のバリア機能を低下させ、外部刺激や皮脂分泌の乱れにつながりやすく、結果としてメイク崩れの原因になりやすい傾向があります。
崩れにくいベースメイクのやり方
ファンデーションを長時間きれいに保つためには、ベースメイクの準備と手順がとても大切です。
ここでは、崩れにくい肌をつくるための基本ステップを3つに分けてご紹介します。
1. メイク前に余分な皮脂をティッシュで軽く抑える
肌表面に皮脂が残ったままだと、ファンデーションが密着しづらく、崩れやすくなります。
乾燥肌の方は水分不足を補おうとして皮脂が増えやすいため、メイク前のひと手間が特に重要です。
皮脂を取る際、あぶらとり紙を使いすぎると必要な皮脂まで奪われてしまい、かえって乾燥が悪化することがあります。
そのため、皮脂を抑えるときはティッシュを軽く押し当てるだけで十分です。こすらず、そっと触れるのがポイント。
皮脂を抑えたあとは、化粧水と乳液でしっかり保湿して肌を整えましょう。
保湿の豆知識📌TIPs
化粧水と乳液を塗った後に日焼け止めを塗ると消しゴムのカスのような「モロモロ」が出てしまうことはありませんか?
これは化粧水・乳液と日焼け止めの組み合わせによって起こります。
防ぎたい人は、カルボマーやジメチコン、メチコンなどのシリコン系成分の入っていない化粧品を選んでみましょう。
「モロモロ」が出てしまうから乳液・クリームを塗らない、というのはNGです。保湿は必ず取り入れましょう。
2. 化粧下地は“少量を薄く”が鉄則
保湿後は、ベースメイクの土台となる化粧下地を塗ります。
手に取る量はほんの少しでOK。薄く、均一に伸ばすことが仕上がりを左右します。
乾燥が気になるとつい厚塗りになりがちですが、重ねすぎると皮脂でよれたり浮いたりして、結果的に崩れの原因に。
まずは薄く整えることを意識しましょう。
3. ファンデーションはスポンジで軽くたたくようになじませる

下地を整えたら、ファンデーションをのせていきます。
指で塗るより、スポンジでポンポンと軽くなじませる方法のほうがムラになりにくく、均一な仕上がりが得られます。
また、スポンジは余分なファンデーションをほどよく吸ってくれるため、厚塗りの防止にも役立ちます。
スポンジが汚れていると仕上がりに影響が出るため、こまめに洗うか、使い捨てタイプを利用すると清潔に保てます。
メイクスポンジの豆知識📌TIPs
お手持ちのファンデーションの裏に『水あり・水なし両用タイプ』『水なし専用』など書いてありませんか?
これはファンデーションを塗る際に、スポンジに水を含ませて使えるか否かの表示。特にパウダータイプのファンデーションに書かれていることが多いです。
もし水を含ませたスポンジが使えるのなら試してみましょう。
パウダーもリキッドも水ありの方が薄付きでナチュラルな仕上がりになり、薄付きなのでよれにくく、スポンジが水を吸って柔らかくなるためか、ファンデーションの密着度もアップして、メイク持ちも良くなります。
しかし、気化熱により一時的に肌の水分も奪っていってしまうので、必ず保湿はしっかりするようにしましょう。
メイク崩れを抑えるアイテムを使う
乾燥肌は化粧ノリが悪くなるため、メイクが崩れやすいです。ここではメイク崩れを抑える方法として、以下の2つを紹介します。
簡単な方法なので、ぜひ参考にしてみてください。
フェイスパウダーを塗る
フェイスパウダーは、肌表面の皮脂や汗をほどよく吸着し、テカリを抑えて化粧持ちを良くする役割があります。
特に皮脂が出やすいTゾーンや額に軽く重ねておくと、余分な油分によるメイク崩れを防ぐことができます。
また、フェイスパウダーを仕上げに使うことで、マスクとのこすれによるヨレやファンデーション浮きが起こりにくくなり、きれいな状態を保ちやすくなります。
フェイスパウダーはブラシとパフどっちがいいの?

フェイスパウダーをしっかり肌に密着させたい場合や、カバー力を高めたい・マットな質感に仕上げたいときはパフが向いています。
一方で、自然な仕上がりや軽いツヤ感を残したい場合は、ブラシを使うとふんわりと薄くのせられます。
また、まずパフで全体にパウダーをのせてから、仕上げにブラシで余分な粉を払うというも、きれいに仕上げるコツとしておすすめです。
化粧崩れ防止スプレー

メイクの持ちを良くするアイテムとして、化粧崩れ防止スプレーも便利です。
仕上げに軽く吹きかけるだけで使えるため、外出先でも手軽に取り入れられるのがメリットです。
使用する際は、メイクをすべて終えたあと、顔から20cmほど離して均一にスプレーします。
ミストタイプの場合は、吹きかけた直後にメイクがヨレないよう、コットンやティッシュで軽く表面の水分を押さえるとよりきれいに仕上がります。
汗や皮脂による夕方のメイク崩れが気になる方は、仕上げのステップとしてぜひ化粧崩れ防止スプレーを活用してみてください。
お家でできる肌の乾燥対策
メイク崩れを根本的に防ぐためには、毎日のスキンケアで肌のうるおいを守ることがとても大切です。
乾燥が進むと皮脂が過剰に分泌され、ヨレやテカリを引き起こしやすくなるため、まずは肌の土台づくりを意識しましょう。
・洗いすぎない、摩擦を減らす洗顔
お湯の温度はぬるま湯にし、必要以上に洗いすぎないことがポイントです。
・化粧水+乳液でしっかり水分と油分を補給
セラミド、アミノ酸、ヒアルロン酸などの保湿成分が配合されたアイテムがおすすめです。
・乾燥する日はミストやクリームでこまめに保湿
外出先でも肌に水分補給すると、メイク持ちが大きく変わります。
・睡眠・食事・室内環境の見直しも効果的
加湿器を使ったり、寝る前の保湿ケアを丁寧にすることで、肌のコンディションが整います。
定期的に美容皮膚科でケアするのもおすすめ
日々のスキンケアで乾燥対策はできますが、
年齢・季節・紫外線ダメージ・ホルモンバランス などの影響で、 自宅ケアだけでは追いつかないこともあります。
そんなときは、美容皮膚科の定期的なケアを取り入れることで、
肌の水分保持力やバリア機能を内側からサポートすることができます。
- IPL光治療 → 肌質改善で肌の保水力を高める
- ピーリング → 古い角質を除去し、スキンケアの浸透UP
- 導入(ビタミンC・セラミドなど)→ 肌内部から乾燥改善
- 美白点滴・内服 → 内側からのケアに
定期的にクリニックで肌状態を見ながらケアを行うと、
乾燥しにくく、メイク崩れしづらい肌 を育てやすくなります。
「最近メイクがうまくのらない」「スキンケアを変えても乾燥が気になる」
そんなときは、一度皮膚の専門家に肌を見せてみるのもおすすめです。
まとめ
肌が乾燥していると、ファンデーションがうまく密着せず、時間が経つにつれて崩れてしまいやすくなります。
メイクのもちを良くするには、まずメイク前に余分な皮脂を軽く取り除き、しっかり保湿したうえで薄く下地とファンデーションを重ねることが大切です。
メイク崩れが気になる方は、フェイスパウダーや化粧崩れを防ぐスプレー、うるおいを補うアイテムなどを組み合わせると、仕上がりが長持ちしやすくなります。
また、外出中のヨレをすぐに整えられるよう、あぶらとり紙・バーム・プレストパウダーなどをポーチに入れておくと便利です。
今回ご紹介したポイントを取り入れて、夕方まできれいなベースメイクをキープしてみてください。
ご来院予約はこちら
お問い合わせはこちら
当院のニキビ治療はこちら
当院の毛穴の開き・黒ずみ治療はこちら
当院のしわ・たるみ治療はこちら
理事長


